すべては振動である

 

すべての物質は原子で構成されていますが、原子はそれぞれ物質特有の周波数で振動しています。周波数というのは、1秒間あたりに振動する回数のことで、振動数ともいいます。

当然人間も各臓器、組織、細胞、血液からミトコンドリアまですべて振動しています。目にみえないものも含めてすべて振動(固有の波動)しています。

現代物理学では、すべての物質が振動していると結論づけています。これは量子力学の原理に基づいており、以下のようなポイントがあります。

1. 原子と分子の振動
原子の構造:
原子核を中心に電子が確率雲として存在しており、電子は確率的に特定のエネルギーレベル間で振動しています。

分子の振動:
分子は結合した原子の集まりであり、結合の強さに応じて特定の周波数で振動しています。これらの振動は分子の回転や振動モードとして観測されます。

2. 波動としての物質
波動-粒子二重性:
物質は波と粒子の両方の性質を持ちます。電子などの粒子は波としての性質を持ち、特定の周波数で振動します。

シュレーディンガー方程式:
量子力学の基礎方程式であるシュレーディンガー方程式は、粒子の波動関数を記述し、これが物質の振動状態を示します。

3. 振動エネルギー
ゼロ点エネルギー:
量子力学的にすべての物質は絶対零度でもゼロ点エネルギーを持ち、完全に静止することはなく、常に微小な振動を続けています。

フォノン:
固体の中での原子の振動が集団的に波として伝わる現象がフォノンと呼ばれ、これが物質の熱伝導や弾性に影響します。

4. 宇宙全体の振動
ビッグバンと宇宙の振動:
宇宙の始まりであるビッグバンも巨大なエネルギーの振動と考えられ、その後の宇宙の進化も振動現象の一部として理解されています。

現代物理学では、すべての物質が何らかの形で振動しており、これは量子力学や固体物理学、分子化学などの分野で広く受け入れられています。振動は物質の性質や挙動を理解するための重要な要素であり、これに基づいて多くの科学的研究や技術が発展しています。

ビタミンB17(アミグダリン)の振動数を直接的に測定する具体的なデータは、一般的な科学文献にはあまり記載されていません。しかし、分子の振動数はその分子の構造や化学結合の種類、原子の質量などに基づいて計算することができます。

計算によるビタミンB17の振動数

1.分子構造の理解:
・ビタミンB17はアミグダリンとしても知られ、化学構造式はC20H27NO11です。
・分子は炭素(C)、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)で構成されています。

2.化学結合の振動モード:
・分子内の化学結合(C-H, C-C, C-N, C=Oなど)の振動モードはそれぞれ異なる振動数を持ちます。
・例えば、C-H結合の伸縮振動はおおよそ2800〜3000 cm⁻¹(波数)に対応します。

3.赤外分光法(IR)とラマン分光法:
・赤外分光法やラマン分光法を用いると、分子の振動モードに対応する具体的な波数(cm⁻¹)を測定することができます。
・これらの技術を使用して、アミグダリンの特定の振動モードのデータを取得することが可能です。

4.具体的な推定値:
・C-H結合の伸縮振動:2800〜3000 cm⁻¹
・C-C結合の伸縮振動:1200〜1500 cm⁻¹
・C=O結合の伸縮振動:1600〜1800 cm⁻¹

ビタミンB17の振動数に関する仮定
具体的な測定がない場合、一般的な有機分子の振動数範囲を参考にすることができます。アミグダリンは多くの有機分子結合を含むため、以下のような範囲が考えられます:

・低波数振動モード(分子全体の振動):0〜1000 cm⁻¹
・中波数振動モード(骨格振動や特定の結合の振動):1000〜2000 cm⁻¹
・高波数振動モード(特定の官能基の伸縮振動):2000〜3500 cm⁻¹

ビタミンB17の分子振動はこれらの範囲内で観測されることが一般的です。具体的な振動数を知るためには、実際の赤外分光やラマン分光データが必要ですが、上記のような推定でおおよその範囲を理解することができます。B17のアミダグリンは癌細胞を消失させる高い周波数を持っています。ではビタミンB17の周波数を調べてみましょう。

分子の振動数を波数 (cm⁻¹) からヘルツ (Hz) に変換するためには、以下の式を使用します:

古典力学における振動
単純調和振動子の運動方程式

 V(x) = \frac{1}{2} k x^2

 -\frac{\hbar^2}{2\mu} \frac{d^2 \psi}{dx^2} + \frac{1}{2} k x^2 \psi = E \psi

平均振動数の推定
アミグダリンの分子振動の典型的な範囲を考慮すると、振動数は以下の範囲に集中しています:

低振動数:  \approx 3 \times 10^{13} \, \text{Hz}
高振動数:  \approx 9 \times 10^{13} \, \text{Hz}

これらの振動数の中間値を取ると、アミグダリンの平均的な振動数は
おおよそ 6 \times 10^{13} \, \text{Hz}
となります。

結論
アミグダリンの平均振動数は、典型的な分子振動の範囲とその結合の特性に基づいて、おおよそ6 \times 10^{13} \, \text{Hz}(60 THz)と推定されます。この数値は、特定の振動モードや環境条件によって変わる可能性がありますが、一般的な分子振動の範囲に収まるものです。

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